無職になりましてん。時間喰いおじさんから得た教訓。
・会社を辞めた理由
足掛け6年程、社会人として働いて会社員を辞めた。2時間はざらなMTGや夜22時過ぎてもかかってくる電話、必要性を感じない仕事等、辞めたは色々あった。
※会社の愚痴を発散するためにブログを開設した訳ではないのですが、後半で伝えたい内容をわかりやすくするために以下、具体的な内容を記載します。
こんなこともあった。
ある日、その日中に仕上げる必要がある仕事が22時の段階で2つ残っていて、急いでタスクをこなしていた。多部署の上長Aが「頼みがある」とやってきた。聞くと明日の午前8時にクライアントに提出するシミュレーションを作ってほしいという。
これが、急遽得意先から強引に言われたことなら仕方がない。ただこのシミュレーション作成は一週間前からクライアントから要求されていた。仕事を他部署と押し付けあったけれど引受先が見つからず、前日夜に私の元に回ってきたのだろう。結局朝5時に終えて朝9時アポイントの為身支度のため帰宅した。
結局、クライアントの意向を加味したシミュレーションを翌週提出することになった。
シミュレーション提出の前日、早めに仕事が終わって19時頃帰り支度をしていたら上長Aがやってきた。嫌な予感が走る。案の定「シミュレーション作成を手伝ってほしい」とのこと。いやいや、どうしていつも前日なんだ。しかも「会食で会社に戻るのが22時だから22時からお願いしたい」と。。。
(関係上、無下に断ることもできず)翌日のことを考えると一旦帰宅したいので、22時に会社に戻ったら連絡をもらう約束をして帰宅。夕食を食べ、出社に備えてゴロゴロしていたが22時になっても連絡がない。
今日は上長Aが対応するのか。。。と思った矢先の23時「今会社戻った!」と連絡が。そのびっくりマークの躍動感は今、必要ない。こちらは死んだ目でメッセージを見つめているのだ。
本当に行きたくなかったので(約束の時間を過ぎているし)「行った方が良いか」質問した。返答は「悩ましいな」。
明確に依頼されたら重い腰を上げようと思ったが、行かないことに決めたので返信せずにお風呂に入った。お風呂から上がった0時頃「やっぱり手伝ってほしい」とメッセージが。
・・・・これはもう既読にせず寝たことにして翌朝(一応)謝りました。
というか、一人でもできとるやないか!٩( ᐛ )و
・結局、私が我慢ができなかったこと。
不満はいくつかあったけれどその不満の大元を辿ると私は「自分の時間を蔑ろにされること」が我慢ができなかったのだと思う。
いきなり電話をかけてくる人も嫌いであった。そちらの相談事をこちらのスケジュールを無視していきなり話初めて、なんでこっちがメモを取らなきゃいけないんだよ、という感じ。
作業を生産性の高い方法に変えることは簡単だけど、人の考え方を変えることはほぼ無理だと思う。だから人の時間を奪っていることに気づいていない人を変えることは多分できない。それは思想が根本的に異なるから改宗と同じようなものだ。
まだ私が社長なら可能かもしれないけれど、6年目にはおじさん達を変えることはできないし度胸もなかった。そんな異教集団の中で自分の思想を説くよりも集団を抜け出した方が早かったし楽だった。
・無職(フリーランスになる予定)になって気づいた時間の価値
人が持つ「資産」には「時間」と「お金」があると思う。人は何かを選択するとき「お金」に重きを置いて選択することが多い。例えば転職であれば「年収」の高低だし物を買うときは「値段」。だけど本当に重要な資産は「時間」ではないだろうか。
時間があれば働いて「お金」を生むこともできるし、大好きな人を大切にする時間を増やして「愛情」を育むこともできる。読書をして「未来の自分への投資」をすることもできる。全てのリターンの根っこになっている。
私は自分の「時間」という資産を大事に使いたい。極力自分で意志を持ってコントロールしたい。だから、無職になった。完璧とは言えないまでも目指す目的に向かって時間をコントロールしていると思うので今のところ万事オーケイ。
「お金」という資産には少々不安が残るけれど私は今、希望でいっぱいである。